【成年後見制度利用時の特養課題】(任意後見除く)
●本人の判断力が低下してから成年後見の申立てを行うため、本人の生活意向や死生観が、本人の状態によっては把握にしくい
場合があります。
●身寄りがない場合、親族がいる場合に比べて本人の意向が軽視されたり、事故等があっても適切に対応されない可能性が
考えられます。また後見人が本人の処遇に関心を示さない場合、施設側の気持ちが更に緩む危険性があります。
●看取り判断や医療方針(手術を受けるかどうか、入院するかどうか等)の決定等については、特養は決定代行出来ません。
後見人も決定する権限がないのですが、親族代行として動いて欲しいという気持ちが特養側には働き、後見人に無理をお願い
してしまう可能性があります。
これらは個人的な見解であり、山科すみれ園において考えられる可能性を示したものです。これらの課題に対して、私たちは次のように取り組んでいくことにしました。